
PUBG MOBILE
PMJL選手で最年長!?のリーダー率いる「Donuts USG」チームインタビュー
NEWS
2021.03.08
「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」(以下、PMJL)に出場するチームや選手の魅力を伝える連載企画「BLUE ZONE」では、「PMJL SEASON1」に出場する全16チームへのインタビューを、順にお届けしていきます。
第7回は、PUBG MOBILE部門が新たに設立された「Donuts USG」にインタビュー。前シーズンの「PMJL SEASON 0」で、GRAND FINAL総合7位を獲得したチーム「Esterku」のメンバーを中心とする5人で、今シーズンに挑みます。

元「Esterku」のメンバーを中心に、5人で始動
――まず最初に、ゲーム内での役割を含めて自己紹介をお願いします。
maakun:
リーダーのmaakun(マァクン)です。ポジションはサポートをしています。「PMJC SEASON3」と「PMJL SEASON 0」では、「Esterku」というチームで出場していました。
MurataXD:
MurataXD(ムラタエックスディー)です。ポジションはカバーやサポート、サブオーダーを務めています。「PMJL SEASON 0」では、同じく「Esterku」として出場し、GRAND FINAL総合7位でした。
Nuko:
Nuko(ヌコ)です、チーム内では、主にアタッカーの役割を担っています。僕も同じく、「PMJL SEASON 0」は「Esterku」として出場していました。
miyaQAQ:
miyaQAQ(ミヤ)です。ポジションはアタッカーです。公式大会に出場するのは、今回が初めてです。
Sino:
Sino(シノ)です。オーダーをやっています。「PMJC SEASON3」では「Esterku」として、GRAND FINALに出場しました。
――ちなみに、MurataXD選手の”XD”は、どこから付けたのでしょうか?
MurataXD:
決まってるじゃないですか。もちろんRintoXDさんですよ!(笑)
他チームよりちょっと大人な、平均年齢24歳
――現在のメンバーが集まった経緯を教えてください。
maakun:
もともと「PMJL SEASON 0」の時点では、僕とNukoとMurataXDの3人が「Esterku」のメンバーとして活動していました。そこにmiyaQAQとSinoが加わって、現在の体制になりました。
――「Donuts USG」は、どのような特徴や強みを持つチームですか?
maakun:
広くスプリット(わかれてポジションをとること)して情報を取り、その情報をもとに安全地帯へアプローチしていくムーブ、そして火力の高さを活かしたファイトが強みのチームです。
Sinoのオーダーを中心にムーブするので、チーム全員でSinoのオーダーをしっかりと理解して動けるように練習を重ねています。ムーブの理解度を高めるために、スクリム後の反省会も欠かさず行っています。
――それぞれ自身のプレイスタイルや強みについても教えていただけますか?
maakun:
僕は今シーズンで3度目の公式大会なので、その経験を活かしつつ、リーダーとしてチームをまとめています。試合中も、周囲の状況をよく見て声掛けをしたりと、雰囲気を良い方向に持っていけるようにしています。
MurataXD:
僕は主に、カバーやサブオーダーをしているので、アタッカーが攻めやすいように声掛けをしたり、オーダーが判断に迷った時にフォローしたりするように意識しています。
Nuko:
素早く敵を見つける索敵能力と、火力を活かしたファイトに自信があります。
miyaQAQ:
僕のプレイスタイルは、火力のゴリ押しです(笑)。敵との距離を詰めて、撃ち合いの強さを活かして戦うのが得意です。
Sino:
DMRやSRが得意なので、敵チームから1ダウン奪ってファイトを仕掛けにいくといった、戦闘時のきっかけづくりを担うことが多いです。
――新たな体制になって、チームの雰囲気はいかがでしょうか。
maakun:
雰囲気はすごく良いですね。このチームは平均年齢が24歳で、おそらく他のチームよりも年齢が高めなんですよ。でも、ゲームを楽しむ気持ちを第一に、和気あいあいとした雰囲気でいつもプレイしています。
――リーダーのmaakun選手は、今おいくつなんですか?
maakun:
僕は今年で30歳になります。もしかしたら、今大会の出場選手の中で最年長かもしれません(笑)。
前シーズンでは、GRAND FINALでオフラインを経験
――前シーズンの「PMJL SEASON 0」の結果や内容について、振り返っていかがですか?
Nuko:
「PMJL SEASON 0」はGRAND FINALに進出して、僕としては初めて公式大会でオフライン会場を経験しました。オフライン会場は、家と比べて音の聞こえ方などプレイ環境が全然違っていて、それを前シーズンで経験をできたことはすごく良かったと思います。
MurataXD:
僕は前シーズンが公式大会2度目の出場だったんですけど、ハラハラする試合がいくつかあって、すごく楽しかったです。GRAND FINALでは、今まで動画でしか見たことがなかったオフライン会場でプレイできて、とても貴重な経験になりました。
miyaQAQ:
自分はこれまで公式大会を見る側だったので、出場している選手たちをすごいなと思いながら見ていました。今シーズンは自分がその1人として試合に出られるので、すごく楽しみです。
Sino:
僕としては、公式大会は「PMJC SEASON3」ぶり2度目の出場になります。公式大会ならではの緊張感を楽しみながら、今シーズンは1位を狙っていきたいです。
maakun:
公式大会が開催されるごとに全体のレベルが上がっている中で、前シーズン自分としてはGRAND FINALに行ける自信があったので、自信を持って戦えたことは大きかったです。ただ、GRAND FINALでは、2日目に順位を大きく落としてしまって、すごく悔しい気持ちが残りました。今シーズンは結果を出せるように頑張りたいです。
『PUBG MOBILE』を始めて、選手になったきっかけは?
――皆さんが『PUBG MOBILE』を始めたきっかけについて教えてください。
maakun:
僕はPC版『PUBG』の配信や動画をよく見ていたので、そこから『PUBG MOBILE』に入りました。SEASON2からずっとプレイしています。
Nuko:
僕はもともとシューティングゲームをやったことがなくて、『PUBG MOBILE』もリリースされて数週間経ってから、なんとなくの気持ちで始めました。人と話すのが好きなので、最初はただフレンドと遊ぶのが楽しいという理由で続けていました。
MurataXD:
僕は小学4年から中学2年までPCでシューティングゲームをやっていて、しばらく離れていた時期に、地元の先輩から『PUBG MOBILE』をやろうと誘われて始めました。
miyaQAQ:
僕は小さい頃からずっとシューティングゲームをしていました。日本に帰ってきてから『PUBG MOBILE』をプレイしています。
Sino:
僕は友人に勧められたのがきっかけで始めました。もともと中学生の頃からシューティングゲームをやっていて、モバイル以外にコンシューマーやPCでもプレイしていました。中でも、『PUBG MOBILE』は1番長く続けているゲームです。
――競技シーンで選手としての活動を始めた、きっかけは何かありましたか?
maakun:
最初は「PMJC SEASON3」もなんとなく参加していたんですけど、ずっとプレイを続けていくうちに、eスポーツ業界や『PUBG MOBILE』をもっと盛り上げたいという気持ちがどんどん強くなって、本格的に活動したいと思うようになりました。
Nuko:
負けず嫌いな性格で、ずっと上手くなりたいという気持ちで続けていました。最初はスクリムに出て満足していたんですけど、どうせなら本気でやりたいと思うようになって、大会を目指すようになりました。
MurataXD:
僕は早い時期からスクリムには出ていたものの、公式大会にはあまり興味を持っていませんでした。でも、「PMJC SEASON3」が一般応募で参加できる大会だったので、チームで話し合って出場することになって、それが公式大会に出るきっかけになりました。
miyaQAQ:
僕はずっとランカーとして『PUBG MOBILE』をやってきて、「強いから大会に出てみない?」と友達に言われたこ とは何度かあったんです。でも、僕は外国籍なので、以前までのルールだと公式大会には出場できなくて。それが、「PMJL SEASON1」からは外国籍の選手も出られるようになったので、チームに加入して活動するようになりました。
Sino:
僕は初めて公式大会に出たのが「PMJC SEASON3」で、その時からオーダーをやっていたんですけど、自分のオーダーがどこまで通用するか試したいという気持ちで出場しました。
『PUBG MOBILE』を通じて、人との繋がりが増えていく
――『PUBG MOBILE』の面白さは、どんなところにあると感じますか?
maakun:
友達やチームメイトと一緒にプレイできて、皆でしゃべりながらワイワイ遊べるところが1番楽しいですね。
Nuko:
チームによって戦い方も全然違って、毎回が答えのない戦いなんですけど、その中でも自分たちが正解だと思う動きができた時が1番楽しいです。
MurataXD:
自分の動きや撃ち合いが、日に日に上手くなっていると実感できるところですね。あとは、スクリムに出ている人に限らず、誰でも参加できるカスタムルームがよく開かれています。そういう場に参加すると、有名な人と一緒にプレイできる機会があったりして、それもこのゲームの面白さだと思います。
miyaQAQ:
やっぱり仲の良い友達と、一緒に楽しくゲームできるところです。スクリムでは、強い人と撃ち合えるのが楽しいです。
Sino:
安全地帯が外れた時に、どこにどうやってアプローチしていくのかを考えるのが面白いです。
――『PUBG MOBILE』をやっていて良かったなと思うことがあれば教えてください。
maakun:
少しでもeスポーツ業界に携われたことが、自分の人生で大きな経験になっていると思います。それから、『PUBG MOBILE』をプレイしていて、人との繋がりがすごく増えました。
Nuko:
『PUBG MOBILE』をきっかけに、いろんな年齢や職種の人と出会えて、会話の幅も広がりました。そういう面は、このゲームならではの良いところだなと思います。
MurataXD:
僕もほとんど同じで、『PUBG MOBILE』で仲良くなった友達と一緒にUSJへ遊びに行ったこともあるんです。そういった人との繋がりが大きいと思います。
miyaQAQ:
『PUBG MOBILE』でいろんな仲の良い友達が作れたし、オフラインで一緒に遊んだりするようになったりもして、それが1番良かったですね。
Sino:
『PUBG MOBILE』をやっていると、普段は出会えないような人とも知り合えるのが魅力だと思います。
今、最も意識するライバルチームは「FOR7」
――皆さんが意識するチームや選手がいれば教えてください。
maakun:
技術力や経験値がとても高いメンバーが揃っている「FOR7」です。たまにランドマークやムーブが被ることがあるので、そういった面で特に意識しています。「FOR7」の中で、最も意識する選手は、Morizou(モリゾウ)選手。洞察力が良くて勘が鋭い選手で、火力も高いのでプレッシャーの掛け方がすごく上手いです。
Nuko:
同じく、ライバル視しているチームは「FOR7」です。とても火力の高いメンバーが揃っているだけでなく、Morizou選手のオーダーで、完全にこちら側のムーブを読んだ動きをしてくることもあるので、警戒しています。
MurataXD:
意識するチームは、「FOR7」と「SCARZ」ですね。「SCARZ」はランドマークが近いので車両の奪い合いになりやすく、そこで人数が欠けてしまうこともあるので、注意しているチームです。「SCARZ」の中でも、意識する選手を挙げるとNaoto(ナオト)選手。理由は、撃ち合うといつも倒されるからです(笑)。
miyaQAQ:
意識しているライバルチームは「FOR7」です。理由として、ランドマークが近いことが多くまた、うちのチームとムーブが被ることが多いんです。意識している選手は、Morizo選手。トミーガンの扱いが神のように巧く、展開がうまいので要注意しています。
Sino:
チームだと、やはり「FOR7」ですね。スクリムでも、まわりのチームと比べて頭ひとつ抜けた強さを感じます。選手で意識するのは、「Lag Gaming」のSILK(シルク)選手です。元チームメイトなので、キルログで名前を見かけたりすると意識します。元チームメイトには負けたくないので、絶対に倒します。
悔いを残さないよう、今シーズン全力で優勝を狙う
――それでは最後に、「PMJL SEASON1」への意気込みをお願いします。
maakun:
総合1位を目指して、eスポーツ業界を盛り上げられるようなプレイをしたいと思います。応援よろしくお願いします。
Nuko:
前シーズンでは悔しさが残る結果となったので、「PMJL SEASON1」では悔しい思いをしないように、全力で優勝を狙いにいきます。
MurataXD:
「Donuts USG」が日本一になります。応援よろしくお願いします。
miyaQAQ:
「PMJL SEASON1」優勝します。よろしくお願いします。
Sino:
全力で勝ちにいきます。応援よろしくお願いします
――「Donuts USG」の皆さん、ありがとうございました!
取材:RintoXD
文:綾本ゆかり