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世界大会を経験し、さらに高みへ!新体制で連覇を狙う「BLUE BEES」チームインタビュー
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2021.02.26
「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」(以下、PMJL)に出場するチームや選手の魅力を伝える連載企画「BLUE ZONE」では、「PMJL SEASON1」に出場する全16チームへのインタビューを、順にお届けしていきます。
第4回は、「PMJL SEASON 0」で総合優勝に輝いた「BLUE BEES」にインタビュー。今シーズンは、新たなメンバーとしてozisan選手とXèRo選手の2名を迎え、新生「BLUE BEES」で連覇を狙います。

ozisan選手とXèRo選手が加入し、新たな体制に
――まず最初に、ゲーム内での役割を含めて自己紹介をお願いします。
aitochan:
リーダーのaitochan(アイトチャン)です。特に決まった役割はなく、オールラウンダーとしていろいろなポジションを担っています。
sQxOcO:
sQxOcO(サクス)です。主にオーダーをしています。
ozisan:
ozisan(オジサン)です。役割はアタッカーです。
XèRo:
XèRo(ゼロ)です。役割はサポートをしています。
MaboOcO:
MaboOcO(マボ)です。普段はマネージャーとして活動していて、試合に出られないメンバーがいる場合に選手として出場します。試合に出る際は、サポートの役割をしています。
――とても気になるプレイヤー名ですが、ozisan選手はおいくつなのでしょうか?(笑)
ozisan:
年齢は22歳です(笑)。プレイヤー名の由来は特にないんですけど、一度見たら覚えてもらえるようなインパクトのある名前にしたいと思って、この名前にしました。
新メンバーはどんな選手? 加入のきっかけと経歴
――「BLUE BEES」は、2名のメンバーチェンジで新体制となりました。新メンバーの2名が、それぞれどのような経緯で加入したか教えていただけますか?
aitochan:
今シーズンの「BLUE BEES」は、前シーズンの「PMJL SEASON 0」に出場していた僕とsQxOcO、そして新たにozisanとXèRoの2名を加えた体制で臨みます。
XèRoは、前にsQxOcOが同じチームで活動していたことがあるメンバーで、加入のきっかけはsQxOcOからの推薦でした。sQxOcOから声を掛け、トライアウトをして合格したのでメンバーになりました。
ozisanは、僕がTwitterで強い選手を探していた時に、彼から直接メッセージをもらったことがきっかけです。キル集などを見てとても強いなと思って、僕としても一緒にプレイしてみたいと思ったので声を掛けました。
――XèRo選手が「BLUE BEES」に加入するまでの、主な経歴を教えてください。
XèRo:
今まで、選手としてはずっとアマチュアチームで活動していました。また、以前は「REJECT.W」というチームで、アナリストを務めていたことがあります。
その後は、選手ではなく一般のプレイヤーとして、カスタムルームに参加したりしていました。ただ、PMJLに参加したいという気持ちはずっとあったので、練習はしていて。そんな中で、sQxOcOから声を掛けてもらい、「BLUE BEES」に加入することになりました。
――「BLUE BEES」という実績あるチームに対して、プレッシャーもあったのではと思います。声を掛けられた時は、どう感じましたか?
XèRo:
声を掛けてもらった時は、即答で「頑張ります」と返事をしました。ですが、前シーズンに出場していたメンバーのDevine選手とReijiOcOx選手が抜けて、その穴を埋められるのかという不安はかなり大きかったです。彼らはとても優秀な選手で、僕自身もプレイヤーとしてすごく尊敬していたので、そういう面でのプレッシャーはありました。
――sQxOcO選手は、どのような理由からXèRo選手に声を掛けたのでしょうか?
sQxOcO:
以前、同じチームでプレイしていた時から、とても頭の使える強いプレイヤーだということを知っていたので、僕から声を掛けました。
――続いて、ozisan選手が「BLUE BEES」に加入するまでの、主な経歴を教えてください。
ozisan:
自分も、以前まではアマチュアチームで活動していました。なので、プロチームに加入したのは、今回が初めてです。
PMJLに出場したくてチームを探していたところに、aitochanがTwitterで募集しているのを見かけたので、思い切って自分からメッセージを送ったんです。「BLUE BEES」はとても実績あるチームなので、自分が入れるという自信はあまりなかったのですが、受かって安心しました。
――たくさんの応募があったのではと思いますが、その中でozisan選手がメンバーに決まった理由を教えてください。
aitochan:
しっかりとした人間性を持っているところですね。自分はプロ選手としての意識を持つことが重要だと思っているので、SNSでの言動を含め、プロとしての振る舞いができる人を尊重したいと考えています。多くの方に応援していただけるチームになるために、プレイヤーとしての実力があることだけでなく、そういった部分も重視していました。
オーダーが変わった「BLUE BEES」の新たなムーブに注目
――前シーズンの「BLUE BEES」は、アグレッシブに戦闘を仕掛けるスタイルが大きな注目を集めました。メンバーが変わって、チームのスタイルにも変化がありましたか?
sQxOcO:
以前はReijiOcOx選手がオーダーをしていて、まさに前シーズンの大会で皆さんが見てくださっていたような、突貫してどんどんキルを重ねていくムーブでした。今は僕がオーダーをしていて、よりセーフティに、かつたくさんのキルを取ることを意識したムーブに変わっています。
――新体制になったチームでの練習の手応えはいかがですか?
sQxOcO:
現在のメンバーが揃ってから、まだ練習の期間が短くて。ただ、その割には良い結果を残せているのではないかと思います。
――「BLUE BEES」は普段、どのような雰囲気のチームですか?
aitochan:
メンバーの仲が良く、ワイワイと楽しくゲームをしています。試合で勝つことも必要ですが、自分としてはまず楽しくやることが大事だと思っていて。特に今回の「PMJL SEASON1」は、1年間という長期に渡って開催される大会なので、チームで楽しむ雰囲気を大切にしていきたいと思っています。
――チームの中で、1番のムードメーカーは誰でしょうか?
aitochan:
マネージャーのMaboOcOですね。
MaboOcO:
僕はいつも基本いじられ役なので。そこがチームの雰囲気づくりに貢献できているなら、いいかなと思います(笑)。
――普段の練習なども、一緒に参加されることが多いのでしょうか?
MaboOcO:
そうですね。誰かが練習に出られない日があれば、代わりにスクリムに出たりもしますし、メンバーとはカスタムルームにも一緒によく行ったりしています。
再び世界大会に挑戦するチャンスを手に入れたい
――前シーズンの「PMJL SEASON 0」では見事、総合優勝に輝きました。振り返っていかがですか?
aitochan:
ずっと優勝を目標として挑んできていたので、優勝できてホッとしました。自分は、公式大会では「PMJC SEASON1」から、「BLUE BEES」の初期メンバーとしてずっと出させてもらっていて、初の優勝だったので本当に嬉しかったです。
――国内大会の後には、日本代表チームとして世界大会「PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP」(PMGC)に出場されました。世界の舞台で戦って、どのように感じましたか?
aitochan:
チームの皆で「世界で活躍したい」と話していたのですが、思っていた以上に世界の壁は高く、打ちのめされました。また世界大会に挑戦できるチャンスを、このメンバーで手に入れたいと思っています。
――海外チームと戦っていて、差を感じたところがあれば教えてください。
aitochan:
安全地帯の外側にいる敵を倒し切ることをクロージングと言いますが、海外チームはそれがすごく上手くて。安全地帯の外から内側に入っていこうとしても、なかなか入れてもらえず、そこに日本とのレベルの差を感じました。
sQxOcO:
やはり海外チームは、同じメンバーで重ねている練習量も違って、連携力の差を感じました。チームとしての完成度の差が、顕著に出ていたなと思います。
――そうした経験も踏まえ、今シーズンの「BLUE BEES」として注目してほしいポイントがあれば教えてください。
aitochan:
世界大会を経験したからこそできるムーブですね。世界大会を経験したsQxOcOの神オーダーで、優勝を狙いにいきます。なので、今シーズンの「BLUE BEES」は、ファイトだけでなくムーブにも、ぜひ注目して見ていただければと思います。
影響を受けたあの選手も、大会では負けられない敵
――皆さんが意識するチームや選手がいれば教えてください。
MaboOcO:
「原宿 STREET GAMERS」に所属している、りもこん選手です。以前から、CLASSICモードやカスタムルームでよく一緒にプレイしていたので、仲が良い選手でもあり、意識する選手でもあります。
XèRo:
「REJECT」のDuelo(ドゥエロ)選手です。僕が最も尊敬しているプレイヤーで、ずっとDuelo選手の配信を見て学んできました。でも、戦うからには勝ちたいと思っています。Duelo選手のプレイを見て学んできた僕と、Duelo選手本人のどちらが強いのか。もし直接対決するシーンがあったら、ぜひ注目してほしいです。
ozisan:
「REJECT」のSaRa(サラ)選手です。『PUBG MOBILE』を始めた当初から、SaRa選手の動画をたくさん見て勉強してきたので。今回、初めて公式大会でマッチアップするので楽しみです。
sQxOcO:
特に意識している選手はいません。どのチームも強いので、しっかり全チームに対応していけるよう頑張ります。
aitochan:
意識する選手はいないです。自分たちが最強なので。
メンバーの1番好きな武器、最近のマイブームは?
――『PUBG MOBILE』の中で、1番好きな武器とその理由を教えてください。
aitochan:
ショットガンのDBSが好きです。DBSは14発撃つことができるので、簡単に言えばダブルバレルショットガンを7連続で撃てるようなもの。近距離でものすごい火力が出せるので、複数の敵を相手にした一対多のファイトでも楽々勝ててしまうところが魅力です。
sQxOcO:
僕は味方をカバーすることが多いので、SLRですね。SLRは、頭と胴体に1発ずつ当てれば敵をダウンさせられるので、そういう面で1番好きな武器です。
ozisan:
自分はSMGのTommyGunが1番好きです。理由は、拡張マガジンを付けると50発撃つことができるから。これまでTommyGunに何度もピンチを救ってもらったので、好きな武器です。
XèRo:
僕はMini14が好きです。理由としては、sQxOcOと同じで、味方をカバーをする時に撃ちやすいからですね。あとは、気絶した敵をキルに繋げるなど、キルを拾いやすい武器でもあるので好きです。
MaboOcO:
僕はVikendiのみで出現するG36Cが好きです。比較的アタッチメントが少なくても安定性があって、高倍率スコープを付けた状態でのフルオートも安定しやすいので、ダメージが出しやすい武器だと思います。
――皆さんの最近のマイブームを教えていただけますか?
aitochan:
最近のマイブームは、過去に放送されたアニメを一気見することですね。
sQxOcO:
映画を観ることです。主に洋画を観ています。
ozisan:
夜中までスクリムをしていることが多いので、TikTokを見て疲れを癒やしています。
XèRo:
自分はマンガを読むことにハマっています。
MaboOcO:
僕はPC版『PUBG』の大会を観るのが好きで、その配信やアーカイブを見たりしています。
前シーズン王者として、目指すはPMJL連覇
――それでは最後に、「PMJL SEASON1」への意気込みをお願いします。
MaboOcO:
マネージャーとして、チームの裏側から支えていきたいと思います。メンバーの代わりに試合に出ることになった時は、チームの力になれるように、プレイヤーとしても腕を磨いておきたいです。
XèRo:
現メンバーとしては、まだできて間もないチームではありますが、前シーズンの「BLUE BEES」の意志を継いで、そのままの勢いで優勝してやろうと思います。
ozisan:
今シーズンは、やはり新生「BLUE BEES」というところに注目されていると思います。新生「BLUE BEES」も最強だということを示せるように、しっかりと結果を残したいです。
sQxOcO:
PMJLの2連覇、国内大会としては3連覇を目指して頑張りたいと思います。
aitochan:
チームとしては、連覇を目指して頑張っていきたいと思います。個人の目標としては、前シーズンのモストキルで3位だったので、今回はモストキル1位も狙いにいきたいです。
――「BLUE BEES」の皆さん、ありがとうございました!
取材・文:綾本ゆかり